今回は入職して10年目、医事課課長や情報診療管理室室長などで長年ご活躍されている妹尾幸人さんにお話を伺いました。
Q1.当院に就職したきっかけや経緯を教えてください。
前職ではシステムエンジニアとして活動しており、電子カルテシステムの導入やプログラム開発などの作業を経験しました。前職もとてもやりがいの有る仕事でしたが、家族との時間が疎かになっていたことも有りワーク・ライフ・バランスを考え思い切って転職を決意しました。転職先を検討するにあたり、やはり前職で得た医療情報に関するスキルをダイレクトに活かしたいという思いがありましたが、この頃ちょうど尾中病院は電子カルテ化を検討しており、双方の希望がガッチリと噛み合った形でした。本当にタイミングが良かったと思います。
Q2.現在の主な仕事内容を教えてください。
現在、医事課課長、診療情報管理室室長、経営戦略室、健診センターを兼務する形で業務に当たっております。マネージャーとしての職位にあり、現場の最前線で受付対応や算定業務等を実施する事はあまり有りませんが、経営戦略室にも所属している事から、出来る限り俯瞰的に物事を捉える様に努め、チームのパフォーマンスを最大限に発揮できるようなリソース配分や病院経営に資する情報の収集、問題対応、院内外の連携調整など、主に後ろからチームメンバーをバックアップする形で活動しています。特に医事課、診療情報管理室で培ったノウハウとプログラム開発の経験を活かした統計業務が好きで、それを経営に活かすデータサイエンティストとしての活動も実施しています。
Q3.当院に就職して一番印象に残っている出来事は何ですか?
入職してから特に印象に残っている出来事はやはり2020年の病院移転です。病院の建替え・移転は数十年に一度のイベントですので、なかなか経験できるものではありません。本当に大変な作業でしたが、みんなが一丸となり、協力して無事移転を成し遂げた時の喜びと感動は今も忘れられません。
Q4.今の仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?
チームのパフォーマンスを最大限に発揮するために何をするべきかを考え、メンバーの事を考え働きやすい環境を整える事、問題が発生すれば一緒に考え解決に導く事でメンバーの成長を促し、それが実感出来ることがやりがいです。メンバーの成長は業務品質の向上に繋がり、延いては患者様の満足度向上にも繋がるため、しっかりとバックアップしていきたいと思います。
Q5.妹尾さんの座右の銘があれば教えてください。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。」
元々、何でも自分で解決したいという思いが強く人に頼りたくない性格でしたが、チームを任される様になってからは、全体最適と育成のマインドセットを身に付ける必要が有り、マネージャーに必要な事が全て詰まっているこの言葉をいつも意識しています。
妹尾さん、ありがとうございました。
次回は妹尾さんからの推薦でリハビリテーション室の光永さんにお話しをお聞きしたいと思います。