【第20回】Root スタッフ紹介リレー

今回は放射線室の青木 聖人さんにお話を伺いました。

  以前の職場では健診業務に携わることが多かったです。診療所内だけでなく、健診車にも乗って業務を行っていました。毎日他職種メンバーでチームを組んで、朝早くから出かけて行き、撮影して帰ります。仕事としてはきつかったですが、色々な場所を訪れることができるのが楽しかったです。ただ何年か経つにつれ、幅広い業務がある一般的な病院で働きたくなりました。それが尾中病院に就職したきっかけになります。

  主にレントゲン、CT、MRIといった放射線や磁気装置を用いた画像検査を行います。病院における撮影業務と一口に言っても、内容は多様です。一般患者から救急搬送患者、健診から手術の現場まで幅広い場面で仕事をしています。それに伴い幾つもの撮影装置を操作します。

診断をつける医師が分かりやすいよう、撮影画像に角度をつけたり、患部の拡大画像を作成するなど、撮影内容ごとに工夫が必要になります。より良い画像を提供するには、撮影前にしっかりと検査目的を把握し、過去に撮影した画像があれば確認しておくことも大切と考えます。

放射線技師の仕事は、病気や怪我の原因・状態を調べるのに、なくてはならないものとなっています。尾中病院は救急指定病院のため、撮影技師も緊急時撮影に備えて待機し、呼び出しの対応をしています。責任を伴い大変ではありますが、やりがいに繋がっていると思います。

 新しい装置を使い始めるとき、新しい検査を始めるときはいつも苦労します。中でもMRI装置は撮影原理が難しく、操作での手順やパラメーター選択も複雑です。そのため技師にとっては操作習得が一番難しい装置になります。尾中病院では移転時に新たにMRI装置の導入が決まり、キャノンの工場まで行って研修をしました。習得するまでに多くの苦労がありましたが、良い経験になりました。

青木さんありがとうございました。
次回掲載は2025年9月頃を予定しています。