第3回目を迎えた今回は介護医療院の看護師長、病院の医療安全管理室長を務める案野 朋美さんです。
Q 介護医療院はどんな施設ですか
介護保険で運営される施設サービスの１つになります。
コンセプトとしては長期療養が必要な医療と日常生活上の介護を一体的に提供する施設となっています。
Q どういうケアを心掛けていますか
当施設の理念は「ひとりひとりの生きるに寄り添う」ということを掲げています。入所者さんそれぞれの意向を尊重して、その人が望む自立や生きがいに近づけるようにサポートしていくことをスタッフ一同心掛けています。
Q どういう方が入所できますか
基本的に介護保険で運用されている施設なので要介護３以上の方が優先で、他の施設にはなかなか受け入れ困難である経管栄養の患者さんや、看取りやターミナルケアをご希望される方が中心になります。ただ、それ以外にも認知症の症状が進行された方なども入所の対象となります。
Q 案野さんは病院の医療安全管理室長も兼務されていますが、どのような活動をされていますか
患者さん、入所者さんにとって安心安全な医療・介護を提供するために活動しています。ミスをすることは良いことではないですが、人は誰でも間違うことがあります。そのことを念頭に、忘れないように間違いが起こりにくいシステム作りを目指しています。患者さん、入所者さんの安全を守ることが私たち職員自身を守ることにも繋がっていくと思いますので、日々起こってくる問題や課題について真摯に向き合うようにしています。
介護医療院のこと、医療安全に関すること、お困り事などありましたらお気軽にお問い合わせください。
案野さんありがとうございました。
次回は地域の医療・介護施設と円滑に連携するために不可欠な地域連携室の室長である吉武 明美さんを予定しています。