今回は今年の7月から一般病棟看護師長(前 外来看護師長)の吉田 直子 さんにインタビューしました。
Q.今年6月まで外来の師長をされていましたが、その時の思い出や苦労していたことがあれば聞かせてください。
尾中病院に勤めて20年ほどになりますが、外来は勤続年数が一番長かったこと、地元が神原地区で病院から近いこともあり、顔なじみの患者さんが多かったです。自分自身もこのことを強みとして業務にあたっていました。
「○○ちゃん(師長さん)がおるけえ大丈夫よ」と言ってもらえるように、安心感や親しみやすさを患者さんに感じてもらえるように、外来の「顔」になることができるようにしてきました。
苦労したことは、新築移転とコロナウイルスの流行です。
移転直後は、健診センターや救急外来の新設、コンシェルジュの導入など業務の流れが大きく変わったため、最初は大変でした。
その直後にコロナウイルスの流行が始まりました。使命感をもって対応してきましたが、自分が感染して誰かにうつしてしまうのではないかと不安を抱えながらでもありました。そんな時に、私が青い防護服を着た姿を見て、尾中理事長から「ドラえもんみたいだね」と笑われ、張りつめていた気持ちがほぐれていきました。また、外来スタッフが一致団結し、自分を支えついてきてくれたことは良い思い出です。
Q.7月から一般病棟に異動されましたが、これからの展望や意気込みをお聞かせください。
地域のハブ病院として、入院した患者さんが最初に来るのが一般病棟となります。診療科も患者さん毎に異なりますし、急性期から在宅医療、ターミナルケアなどさまざまなニーズを抱えた方が入院されています。多職種との連携も必要です。
病棟のスタッフには、これらに対応すべく広範囲の知識を持ったジェネラリスト、かつ高い専門性を持ったスペシャリストを目指してもらいたいです。
患者さん1人1人に対して、法人の「あなたとずっと、いきるを考える」という理念にあるように、とことん考えるようにしていきたいです。
日々の業務は忙しいですが、スタッフは笑顔を忘れずに、明るく楽しい病棟にしていきたいです。
Q.病棟以外のお仕事(委員会など)について、お聞かせください。
業務委員会の委員長をしています。
タスクシフトなど、他部署とも連携しながらチームワークでケアをシェアしていきたいと考えています。
吉田師長ありがとうございました。