今回はいち樹会の法人本部で経営企画の仕事をしている佐藤さんにお話を聴きました
Q1 新病院に移転して約3年が経ちましたが、当時の窓口担当者として振り返ってみてどうですか?
新病院建設当時は部屋の間取りに限らず、手洗いやコンセントの位置など細かいところまで各部署から様々な意見があり、みなさんの合意を得るのは苦労しました。また、現場、経営層、建築業者それぞれとの打ち合わせ、スケジュール調整を行うのはかなり大変でした。実際に使ってみて、「もっとこうしておけば良かった・・・」なんて思うこともよくあるので、もっと現場職員の意見を積極的に聞き、ボトムアップすれば良かったと思っています・・・
新病院の建設も約10年をかけた一大プロジェクトになりましたが、トントン拍子にきたわけではありません。私は入職して8年になりますが、そのずっと前から計画があり土地の取得、行政との折衝、経営状況の改善など様々な課題がありましたが、当時の職員が一丸となってひとつひとつ乗り切ってきた印象が強いです。
いざ工事が始まるとそこからは早く、2019年1月に起工式を行い2020年2月に竣工を迎え、約1年程度で新病院が建ちました。引っ越し期間はわずか1ヶ月しかありませんでしたが、職員全員の協力により無事、期限内に引っ越しを終えることができました。
Q2.尾中病院に対する想いを聞かせて下さい。
私自身、自分が働いている職場が周りの人たちに自慢できるところでありたいと考えています。「どこで働いてるの?」と質問された時に、『尾中病院で働いているよ!』と一人一人が自信をもって答えられる様な職場にしたいと思っています。そのためには、自分の職場の良いところを他の人に伝えられるような環境が必要と考えています。
建物はとてもきれいで働きやすい職場になりました。これからは働く職員がやりがいをもって成長の機会に恵まれる環境を作りたいですね!組織風土も良い意味で変化が求められると思います。職員全員が組織の中で自分の考えや気持ちを先輩や後輩、他職種など誰に対してでも安心して声が出しあえるような『心理的安全性』が確保された環境を整え、活性化を図っていくことを目標にしていきたいです。
Q3.経営企画室からみた、尾中病院の将来に向けて
これからは医療・介護・福祉業界にもしっかりとしたマーケティングと広報が重要と思っています。情報化社会である今、デジタルに長けてる人たちが多くいる中で地域や市場でのニーズに合ったことをしなければいけません。数ある病院の中でも「尾中病院に行きたい」と思ってもらえる病院づくりに努めたいです。
また、尾中病院は今年で法人設立70周年を迎えます。30年後の100周年に向けて、様々な取り組みを考えていきたいと思います。
新病院に来てからの3年間で経営企画室もフレッシュな仲間がたくさん増えました。様々な個性溢れるメンバーがこれからの地域貢献に向けて活躍することが楽しみです。
最後に次へバトンを渡す方をご紹介ください
長年、当院の薬剤部に貢献していらっしゃる薬剤部長の石川さんです。