今回は地域連携室の室長で看護師の吉武 明美 さんにインタビューしました。
Q 地域連携室の役割、仕事の魅力について聞かせてください。
尾中病院は急性期から介護まで対応するケアミックス病院です。
入院される患者さんのほとんどが高齢の方で、病気の不安と向き合いながら入院生活を送り繰り返す方々が多いのが現状です。
住み慣れた我が家で不安なく、本人の意向に沿って可能な限り生活していただけるように治療と平行して入院時から患者さんに関わり、退院先を見据えて、介護保険や福祉制度の提案を社会福祉士と協働で支援をさせていただいています。看護師として、現場のように直接患者様へ身体援助をすることは少なくなりましたが、その代わりに希望される「我が家の生活」に寄り添って看護師ならではの医療的な問題点も含め患者さんの今後の生活をスムーズにつなげる橋渡しを役割とし、ワーカーさんと連携を取って仕事をしています。
Q 吉武さんは当院に長く勤められていますが働いていて良かったこと、思い出はありますか?
女性なので出産、育児しながらの仕事はとても大変ですが、同じ経験をされた上司や先輩方に相談しやすく、働きやすかったです。託児所もあるので、子供たちと一緒に出勤し、色々な行事にも参加ができ、我が子の成長を近くで感じることができました。
救急を請け負う尾中病院は夜間の緊急手術が多く、独身時代は多々呼び出しがあり、スタッフ一丸となってやり終えた後の達成感はなんとも言えないものがありましたね。
Q 地域の医療機関との連携について心掛けていることはありますか?
顔の見える関係がとても大切だと思っています。
宇部市医師会行事にも積極的に参加し、診療所の先生方のお顔とお名前を覚えるように・何より依頼、相談時には、その時対応できることを可能な限り最大限に早急に動くように院内のスタッフと協力し対応しています。
吉武 室長ありがとうございました。