第6回目となりましたスタッフ紹介リレーですが、今回は療養病棟師長、おもてなし委員会の委員長、そして院内感染管理室長の川久保 睦 さんにインタビューしました。
Q 療養病棟の師長をされる中での、思い出や病棟、スタッフに対する思いを聞かせてください
療養病棟では看護師13名、准看護師8名、看護補助者7名、学生4名の計32名のスタッフが勤務しています。この数年で療養される患者様の重症度が高くなり、清潔ケア、褥創予防、排泄ケア等の身体的援助がほぼ全員に必要になってきています。その中で病棟のスタッフは口腔ケアをはじめ患者さんに必要なケアに力を注いでくれています。異常の早期発見にも繋がっており、「ケアの丁寧さ」が強みといってもいいくらい、そして自慢にしたいところです。
最近のエピソードとして、飼っているペットに会いたいという希望を叶えるために、スタッフで協力してベッドのまま病院の玄関まで連れて行って、ガラス越しにペットに会う機会を作れたことが印象に残っています。
日々これでよかったのかと試行錯誤の繰り返しではありますが、その時のベストをみんなで共有しあうことが大切な過程だと思っています。年齢層も性格も違う32名ではありますが、患者さんの生きる幸せを追求しながら、理念にもあります、患者さんのそれぞれの「いきる」を考え、寄り添うことを大切に今後も日々患者様と向き合っていければと思います。
Q 川久保さんは神原地区の出身とお聞きしましたが、地元への思いなどお聞かせ下さい
まず生まれ育った神原で看護師として働けていることを大変うれしく思っております。准看護師として尾中病院に就職し、高看学生の2年間と急性期病院で勤務して以外は尾中病院にお世話になっています。尾中病院に就職したのも、准看護師時に先輩の看護師からたくさんのご指導をいただいたのが印象に残っていましたし、尾中病院で一緒に働こうと声もかけてもらいました。地元を数年離れていたからこそ分かる地元の良さもあり、尾中病院に就職をさせていただきました。子どもの頃、面倒をみてくださった魚屋さん、お肉屋さん、地域の方々に「あんたがおるから安心やね」と言葉をもらうのがうれしかったのを覚えています。
尾中病院には他にも神原っ子がいますので、今後も地域の方々の健康を支えるお手伝いができればと思います。
Q 病棟以外のお仕事(委員会など)について、聞かせてください
院内感染管理室やおもてなし委員会の委員長を務めさせていただいています。
感染委員では新病院移転後、新型コロナウィルス感染の拡大と、感染対策一色になりました。感染対策を徹底するうえで全員が同じ意識を持つ必要性を感じました。当院でも感染対策の為、皆様にご協力いただいています。一刻も早くコロナが終息し、患者さん・ご家族の「会いたい」が叶うようにと思っています。
また、当院ではおもてなし委員会がありホスピタリティの啓発を目標に活動しています。患者さんの満足度調査やクリーンアップ運動、ひまわりプロジェクト、ご意見箱の管理などを行っています。今年度は、組織活性化プロジェクトのお手伝いも行い「職員はいきいき・ワクワク働く」ことをテーマに委員会で話し合っています。職員一人一人がいきいきと働き、病院全体が活性化でき患者さんによりよい看護ができることを目指しています。
川久保さんありがとうございました。
最後に次へバトンを渡す方をご紹介ください
総務課 課長 佐藤知幸さんです。